●商品説明
日本固有種で、本州のやや湿った場所に自生しています。暑さを嫌うため高山植物としてとても人気の高いお花です。
大きな葉を放射状に広げ、その中心にクリーム色の花を咲かせます。和名は放射状に並ぶ葉の様子を奈良時代の天皇・親王などさしかけた衣笠に見立てて名付けられました。
販売しているキヌガサソウの親株は元々岩手県自生種を譲り受け、何年も社長宅で花を咲かせていました。暑さと乾燥を嫌う植物のため特に気を付け、絶やさぬように栽培場所を何度も移動させ、その中で弊社の赤松林の中の栽培場へ植えこんだところ、条件が良かったのか自然に種をこぼし増えてくれました。そこは弊社でサンカヨウを栽培している場所に近く、すぐ近くにはザゼンソウを栽培しているほど湿気がある場所です。2022年春に、ようやく群生になるほど増えたため、2022年秋から販売を開始することが出来ました。ちなみに、同様に赤松林の中で小川から離れた場所では、育ちましたが増えることも増えることもなくずっと同じ株数のままです。
●商品情報
[山野草][耐寒性多年草][宿根草][茶花]
商品名:キヌガサソウ
和名:衣笠草、絹笠草
別名:花笠草(ハナガサソウ)
学名:Paris japonica
分類:シュロソウ科ツクバネソウ属 耐寒性多年草
草丈:30〜80cm
開花時期:4〜6月
管理場所:湿り気のある半日陰 ※西日と乾燥を嫌います
耐暑性(弊社で経験済みの温度):25℃
耐寒性(弊社で経験済みの温度):-15℃
親株について:岩手県自生種を譲り受け、種から栽培した苗を販売しております。
●耐性 (弊社で経験済みの温度)
耐暑性 25℃
耐寒性 -15℃
※寒冷地で秋冬に植え付ける場合は、外気温が氷点下になる1か月前までに植え付けを終えましょう。
※弊社では赤松林の中で栽培しています。夏場、日向は35℃以上あったとしても赤松林の中は木漏れ日が射す日陰で風通しが良いため25℃以下で人間も過ごしやすい温度です。そのため、耐暑性は25℃としております。植え付けの際は、夏場日陰になり涼しい場所をお選びください。
●秋から早春にお届けの後、開花させるコツ
キヌガサソウは標高が高く湿度があり、積雪による湿度がある場所に自生しています。
そのため、
花を咲かせるには湿度がある状態を保つことが必須になります。
ビニールポットのままや鉢植えにして屋内で育てる場合、置き場所は西日が当たらない場所、そしてストーブから離れた場所を選びましょう。
新芽が芽吹きだしたらば穴を空けたビニール袋を鉢に被せるなど、保湿を心掛けます。
地植えにする場合も湿度がある場所を選びます。当店の栽培場は、落葉樹が茂っていて朝日だけが当たり、夏場は半日陰になり涼しい場所です。
積雪がある地方の場合は、外気温が氷点下にならなくなってから植え替えましょう。また、植え付け後に蕾を持ち、春一番(強風)が吹き荒れそうな場合は、素焼き鉢を逆さにして被せるなど、新芽が乾かないように配慮をお願いします。
花が咲けない理由は、主に湿度不足が多くあげられます。花芽がせっかく上がったのに、黒ずんでしまった場合、今春の開花は見込めなくなります。その場合、まだ株自体は生きておりますので、来季の開花に向けて育てましょう。
●育て方
湿気があり涼しい場所がお気に入りです。西日は嫌うので朝日があたり午後は日陰になるような場所、または木漏れ日が射すような落葉樹の木陰などを選び植え付けをお願いします。鉢植えの場合も同様に、西日が当たらない場所で管理をお願いします。
用土は黒土または山野草培土。庭植えの場合、庭土が固いようでしたら耕し鹿沼土を混ぜ込むとなおいいでしょう。
寒さには強く、暑さには弱いです。大きな葉を広げるので水切れのないよう気を付けます。庭植えの場合は、植えつけ1週間ほどは朝か夕方にたっぷり水やりをし、それ以降は雨で十分です。夏場雨が降らない日が続く際は水やりをお願いします。鉢植えの場合は1日に1回(晩秋〜早春芽吹く前までは3日に1回)あげます。