●チョウセンゴミシ苗の注意点
販売している苗は雄雌の判別をしていない苗でございます。実が生っている枝を挿し木して増殖しておりますが、
チョウセンゴミシは近年の調査で性転換をすることが判明しております。そのため、挿し木をした時点では、雌花の遺伝子をもっておりますが、その後の成長するにつれて性転換している可能性がございます。花が咲かなければ判別ができないため、オスメスはわかりかねます。
●よく頂く質問
Q.実生ですか?挿し木ですか?
→実が生っている枝を挿し木して増殖しております。実が生っている枝は雌花を咲かせた木のため、おそらく雌花の遺伝子をもっておりますが、花が咲かなければ判別ができないため、オスメスはわかりかねます。
Q.実が生りますか?
→雌花と雄花が受粉すると実が生ります。「雄花を咲かせる木」「雌花を咲かせる木」「雄花雌花どちらも咲かせる木」「花が咲かない木」などありますが、チョウセンゴミシは時間が経つにつれ性転換するため、「確実に実がなる木です」とは言えません。
Q.メス木が欲しいのですが。オス木が欲しいのですが。
→弊社では花が咲く前の10〜25cm程の幼苗を販売しておりますので、どちらかを指定いただくことはできません。予めご了承ください。
Q.オスメスを判別するにはどうしたらいいのですか?
→雄雌異株とされていましたが、近年の調査でチョウセンゴミシ自体が性転換することが分かっています。苗を購入後、地植えか大きい鉢へ植え替えていただくと翌年以降に開花が見込まれます。開花した際に雄花・雌花を判別できます。
Q.花を咲かせて実をつけさせるにはどうしたらいいの?
→チョウセンゴミシは、通気性が良く、水はけのよい土壌によく自生しています。西日は嫌いますので、午前中陽が当たり夕方は日陰になるような場所で栽培すると実が付きやすいようです。ただし性転換しますので、良い土壌・環境の場合でも必ずとは言い切れません。
●商品説明
北海道・本州(中部地方以北)の山地に生える落葉性つる植物です。チョウセンゴミシは、雄雌異株とされていますが近年の調査で同株として扱われています。
和名は、江戸時代に生薬の五味子として朝鮮半島から輸入していたことから由来し、また五味子の「五味」は、実の味が、甘味・酸味・辛味・苦味・塩味の五つの味があることから名づけられました。この実は、咳止めや滋養強壮の効果があるといわれ、古くから漢方薬の原料となっています。また現在では、葉の作用も研究されています。
韓国では、お菓子、お茶、お酒としても利用されます。特に「五味子茶(オミジャ茶)」といわれる韓国の伝統的なお茶として有名で、きれいなピンク色の酸味と甘味がとても美味しいお茶です。その日の体調によって感じられる味が変わるといわれています。
5〜7月頃に芳香のある白い花をつけます。秋には5〜7mmの赤い実をつけ、穂状にぶら下がる姿は森の彩りとして周りを華やかにします。この実をよく乾燥させると黒色になり、これが五味子という生薬になります。
●分類
モクレン科マツブサ属 落葉性つる植物
●開花時期
5〜7月
●育て方
庭植えにするとどんどん育ちます。落葉樹の近くなどの明るめの半日陰に植え付けます。比較的日当たりのあるほうが実がつきやすいでしょう。つる植物なので、側にまきつける木などがある場所を選びます。鉢植えでは、鉢が大きければ大きいほど苗も合わせて大きくなります。
通気性が良く、水はけのよい土壌を好みます。寒さには強いのですが、乾燥させないように注意します。
●休眠期中のお届けについて
この樹木は秋に落葉し、春まで休眠期に入ります。
樹木苗は1年中販売しております。秋〜翌春の期間は葉が全て落ちた状態でお届けとなり、見た目は枯れ木の様ですが、春からまた新芽を芽吹かせます。
お送りする際は必ず苗の状態を確認しお送りしております。「冬の間の管理が不安」「春に芽吹くか不安」というお客様は、ほとんどの樹木が芽吹きだす春4月中旬以降に購入を検討頂ければと思います。
ご不明な点がございましたらお気軽にご質問ください。