●商品情報 [山野草][耐寒性多年草][湿地性植物][切り花向き][茶花]
和名:野花菖蒲
学名:Iris ensata var. spontanea(アイリス)
別名:菖蒲、花菖蒲
草丈:40〜100cm
分類:アヤメ科アヤメ属 耐寒性多年草
開花時期:6〜7月
管理場所:半日陰〜日向
※岩手県北部の自生株を譲り受け、種から増殖した苗です。
※園芸種のハナショウブではありません
●スタッフからご説明
2022年2月に種を蒔き発芽したばかりの苗を10.5cmポットで栽培した苗です。ビニールポットの中でしっかり根が回っております。こちらの苗は植え付けた年に咲くことは稀にありますが、本格的な開花は植え付けから1年後以降となります。まだ幼苗のため、通常の10.5cmポット苗よりも安価で販売しております。数量が欲しい方や植栽にもおすすめです。
幼苗でも夏場は草丈が高くなります。お届け後に植え付けられる際、草丈が高いままですと葉が水を吸い上げきれず萎えてしまうことがあるため、葉が成長する5〜10月の期間はお客様の元でしっかりと根付くことができるように20cm以下に葉茎を切り詰めてお届けいたします。
●商品説明
日本各地の湿地に自生しています。園芸種のハナショウブの原種です。歴史は古く、江戸時代からノハナショウブの変種を多く組み合わせ園芸種の「ハナショウブ」が生まれました。
原種には趣があり、猛暑の季節に細い茎をスッと伸ばし、その先に赤紫色の花を咲かせます。この姿は凛々しく、日本古来から愛され観賞されてきました。
弊社の栽培場ではアヤメ類が咲き終わった約1ヶ月後から、カキツバタと同時期に咲き始めます。アヤメ類より湿気を好みますので、乾燥しやすい場所は避けるようお願いします。植えている場所の水かさが梅雨時期に増しても負けずに咲き誇ります。
●耐性 (弊社で経験済みの温度)
耐暑性 30℃
耐寒性 -15℃
※寒冷地で秋冬に植え付ける場合は、外気温が氷点下になる1か月前までに植え付けを終えましょう。
●育て方
日向の湿地を好みます。自然では池や水田のほとりに自生しています。
根の部分が乾燥すると育たないので、常に湿っている場所を選び植え付けます。
●栽培担当スタッフから
栽培場がある岩手県北部は比較的冷涼な気候に恵まれているため、水持ちの良い畑で栽培しています。
夏場は35度まで経験している苗達ですが、朝晩は気温が下がるため耐えられているようです。
関東・関西地方で栽培される場合は、午前中だけ陽が射すような水辺に植え付けられることをお勧めいたします。
開花が終わり、秋に向かう頃に種を付けます。種姿も面白く、熟して乾燥してから茎を揺らすと中の種がシャラシャラと良い音をたてます。子供にはマラカス替わりにもなりますよ。