●担当スタッフからお盆用に購入を検討されているお客様へアドバイス
切り花(お盆のお供え花)への利用を目的とする場合、株元から茎を5cm程残して切りましょう。
ポット苗の根はそのまま地植えするか、一回り大きめの鉢に植え付けて下さい。
花を切っても根はまだ生きておりますので、来年また花を見せてくれます。
●商品情報
[盆花][湿地性植物][山野草][耐寒性多年草][宿根草][茶花][切り花向き]
商品名:蝦夷ミソハギ
和名:蝦夷禊萩(えぞみそぎはぎ)
学名:Lythrum salicaria
別名:ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)、仏様花、リスラム
生薬名:千屈菜(せんくつさい)
●商品説明
湿地や田圃の淵に自生する耐寒性多年草。湿った土壌と相性がいいため、現在ではウォーターガーデンの植え込みにも利用されています。
蝦夷とつきますが、北海道に限らず九州以北の各地に自生しています。ミソハギより草丈が大きく、葉が茎を抱くように生えるのが特徴です。花はミソハギとさほど変わりありません。
昔からお盆にこのミソハギで水を撒く風習があり、現在でも各地で見られます。(地方により利用方法は異なります)お盆のお供え花としてもよく利用され、精霊花とも呼ばれます。
和名の由来はハギに似て禊(みそぎ)に使ったことから禊萩、または溝に生えることから溝萩によるといわれるようになりました。
1cm程の小さな花を穂状に密集させて咲くため開花期間が長く、蕾から咲き終わるまで2週間ほどは楽しめるのも魅力です。
●草丈
50〜150cm程
●分類
ミソハギ科ミソハギ属
耐寒性多年草
●耐性 (弊社で経験済みの温度)
耐暑性 30℃
耐寒性 -15℃
※寒冷地で秋冬に植え付ける場合は、外気温が氷点下になる1か月前までに植え付けを終えましょう。
●開花時期
7〜8月
●植え付け適期
春か晩秋 ※真夏の植え付け(植え替え)は避けましょう。
夏に植え付ける場合はポット(鉢)苗のまま花を楽しんだ後、花茎を切り落とし、土をなるべく崩さずに植え替えましょう。その後根付くまで1週間程はたっぷりと水やりをして下さい。
●管理場所
半日陰〜日向の湿地
●育て方
風通しが良い日向の湿地に植え付けます。川の近くや田圃などでもいいです。冬場は根付いていればそのまま冬越し可能です。鉢植えにする場合は、一回り大きい鉢へ水持ちの良い用土を使い植え込みます。
9cmポット苗の場合⇒10.5cmポット(3.5号鉢)以上の鉢がオススメ
15cmポット苗の場合⇒18cmポット(6号鉢)以上の鉢がオススメ
●お盆の切り花用に栽培される場合
当店から初めて購入し、6月以前にお届けになった場合
寒冷地の場合、8月上旬頃から咲き始めます。
温暖地の場合、7月下旬頃から咲き始めます。
温暖地でお盆(8月中旬)に合わせて咲かせたい場合、葉茎を6月下旬頃に表土から10cm程までわざと切り詰めると8月上旬頃から咲き始めることが予想されます。切り詰めてからおよそ1ヶ月〜1ヶ月半で咲きだすことが多いです。よろしければ参考になさってみてください。
●農薬
虫が寄ってくるため、栽培場では殺虫剤(オルトラン・スミチオン)を使用しています。
効力は1か月ほどでなくなります。虫のために使用する場合は、2週間以上置いてから与えることをお勧めします。