●商品情報 [宿根草][山菜苗][野菜苗]
商品名:行者にんにく
和名:行者大蒜、行者葫
学名:Allium victorialis subsp. platyphyllum
別名:アイヌネギ(あいぬねぎ)、キトビロ、ヤマビル、ヤマニンニク
●お届けの状態
こちらはポット苗でのお届けとなります。来春に向け株に力を温存させるために、わざと夏には葉茎を切ってしまいます。そのため7月以降は休眠の状態でのお届けとなります。6月以前に購入いただいた場合も、暑くなるにつれ葉が黄色くなり始め、その後一度落葉(枯れ)ますが、夏場に向け休眠に入る過程ですのでご安心ください。
休眠の状態から育てるのは、緑色の葉がなく不安に思われる方もいらっしゃいます。春に新芽が芽吹くか不安な場合は3月上旬頃の購入をお勧めいたします。当店では行者ニンニクを毎年3万株以上を栽培しておりますため、早春に在庫切れとなることはほとんどございませんのでご安心くださいませ。
[早春]→3月上旬頃より新芽が芽吹いた状態でお届け
購入・植え付けには最もおすすめの時期です
[春]→葉が茂った状態でお届け
[初夏]→休眠に入るため葉が枯れ始める。葉が黄色い状態でお届け。
[夏]→休眠(表土の上に何もない)状態でお届け
[秋冬]→休眠(表土の上に何もない)状態でお届け
植え付けにおすすめの時期です。
●商品説明
ギョウジャニンニクは、フキノトウやカタクリと並ぶ早春を代表する山菜です。昔、山岳信仰の行者が荒行に耐える体力をつけるためにこれを食べた、という話からこの名前が付いたそうです。根から花、種までにんにくに似た独特の香り、舌触り、コクの深さと旨味がいっぱいの人気の山菜です。北海道では、アイヌネギとも呼ばれ、他に、キトビロ、ヤマビル、ヤマニンニクなど呼び名も様々あります。
4月下旬〜5月にかけての、ちょうど冬が終わり雪解け時に短い期間だけ生育します。種から育てた場合、成長がとても遅く収穫までに3年、上質なものになるまでには5〜8年かかりますが、鉛筆の太さくらいの力強い株に成長します。
収穫は、やわらかくて手では折りにくいので、根元をナイフで切りとります。引っ張ると根が抜けてしまうので注意しましょう。葉が1枚のものと、2枚以上のものがありますが、茎が太く、葉が2枚以上のものを選んで収穫します。根から花、種までにんにくに似た独特の香り、舌触り、コクの深さがあり、人気の山菜です。
古くから強壮剤として利用されてきました。栄養価に優れ、ビタミンやミネラル、食物繊維、特に葉酸が多く含まれています。また、疲労回復を助けるといわれるアリシンが豊富に含まれています。強い抗菌作用がありたくさん摂取するとお腹を壊す人もいるため、体に良いからといって食べすぎには要注意です。
食べ方は、さまざま。おひたし、しょうゆ漬け、天ぷら、油いため、何でも合います。お湯でさっとゆがき、冷水にさらして水を切り、急速冷凍すると冷凍保存も可能です。凍ったまま刻み調理します。当園のある岩手県北部では「カッケ」という郷土料理へニンニクの代わりにこのギョウジャニンニクを刻み混ぜ食します。
●分類
ユリ科ネギ属
耐寒性多年草
●草丈
40〜70cm
●耐性 (弊社で経験済みの温度)
耐暑性 30℃
耐寒性 -15℃
※寒冷地で秋冬に植え付ける場合は、外気温が氷点下になる1か月前までに植え付けを終えましょう。
●開花時期
初夏
●管理場所
半日陰
●育て方
*庭植えの場合*
半日陰に植え付けましょう。
腐葉土・堆肥をすき込んでから植え付けると丈夫に育ちます。
丈夫な苗になると、涼しい地方では日向でも栽培可能です。
*鉢植えの場合*
プランターでも栽培可能です。株間は5〜10cm程がいいでしょう。
用土は黒土または山野草用培土。プランターの底に炭を敷くと腐り予防になります。
夏場の暑さに弱いため、プランタの底にスノコを入れ、風通しを良くする方法もあります。
*鉢植えの場合の水やり
表面が乾いたらば充分にあたえましょう。
休眠期中も様子をみて1週間に2回程度、完全に乾かない程度に与えます。
●醤油漬けの作り方
ギョウジャニンニクの葉をお湯でさっとゆがき、保存容器に葉を入れ、醤油または万能つゆをひたひたに注ぎます。2〜3日ぐらいで出来上がりです。