●商品情報 [山菜苗][野菜苗][山野草][耐寒性多年草][茶花][宿根草][切り花向き]
商品名:ツリガネニンジン(つりがねにんじん)
和名:釣鐘人参
山菜名:トトキ(ととき)
別名:アマナ、シャクチナ、チチノハ、スズバナ、チョウチンバナ)
学名:Adenophora triphylla var. japonica
●商品説明
花の名は、釣鐘型の花と、根が漢方薬の朝鮮人参の太い根に似ているところから名づけられたといわれています。北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の草原、林緑や河川堤防などに生息し、花茎の高さは40〜100cm程度になり、葉は茎に3〜5枚輪生します。淡い紫色の下を向いた鐘形の花を咲かせます。花の先端がやや広がり、くるくると舞うスカートのように可愛らしい表情をみせます。花言葉は詩的な愛や感謝、誠実といった可愛らしく繊細な花にぴったりの表現。風に揺れるとその鐘のような花から、澄んだきれいな音色が聴こえてきそうです。
春の若い芽は山菜の「トトキ」として食用にもなります。ほのかな苦みをもち、おひたしや汁物、生長したものでも、やわらかい部分や根茎を天ぷらなどにして食べることができます。信州に伝わる歌には「山でうまいはオケラにトトキ、嫁にゃやれない味のよさ」とあるほど。昔から好んで食べられていたことがよく分かりますね。
名前の由来ですが、この俗諺から山のご馳走「トッテオキ」から「トトキ」と呼ばれるように。また、若芽の茎を折ると切り口から白い液が出ますが、この液を「乳(チチ)」に似ていることから「父」の意に、方言で「父(トト)」と言うことから「トトキ」、など諸説あります。
●草丈
30〜100cm
●分類
キキョウ科ツリガネニンジン属 耐寒性多年草
●開花時期
8〜10月
●収穫時期
4〜5月(東北地方の場合)
10〜15cmほどに成長した柔らかい新葉が食べごろです。
※新葉を摘み採る際、白い乳状の汁が出てベトベトしますが、毒ではありませんので安心して下さい。
●植え付け適期
春か秋 ※真夏の植え付け(植え替え)は避けましょう。
夏に植え付ける場合はポット(鉢)苗のまま花を楽しんだ後、花茎を切り落とし、土をなるべく崩さずに植え替えましょう。その後根付くまで1週間程はたっぷりと水やりをして下さい。
●管理場所
日向〜半日陰 水はけがよく、水もちの良い環境で育てましょう
●育て方
畑や庭土に、腐葉土と堆肥を混ぜ植え付けます。植え替えは、夏場に葉が込み合ってきたら10月下旬頃に行いましょう。地植えの場合は水やりは雨水で十分です。
プランターで栽培する場合、株間は20cmあけましょう。2〜3年に1度、秋に植え替えを行います。水やりは成長期は1日2回程、その他は2〜3日に1回の目安で水をあげて下さい。
春から夏にかけて葉を広げるので根元への水やりはもちろん、葉水もあげましょう。