●商品情報 [山野草][耐寒性耐寒性多年草][宿根草][スプリングエフェメラル]
和名:菊咲一華
別名:菊咲一輪草(キクザキイチリンソウ)
学名:Anemone pseudoaltaica H.Hara
●商品説明
白花の一重咲きが一般的で八重咲きは珍しい品種です。青森県にて発見され、岩手県で増殖させた苗になります。同じくキクザキイチゲの八重咲き品種に新潟県で発見された「雪の精」がございますが、発見地が違うため「雪手毬」と名付けました。
通常の一重咲きに比べてとても豪華で存在感があります。開花期間も長く、開花が終わりに近づくにつれこんもりとした姿になっていきます。
落葉広葉樹林の若葉が広がる頃には、地上部は枯れてなくなり、その後は翌春まで地中の地下茎で過ごすスプリング・エフェメラルの一種です。育て方は通常のキクザキイチゲと同様です。落葉樹林の木漏れ日がさすような場所に地植えにすると増殖しやすいです。
●分類
キンポウゲ科イチリンソウ属 耐寒性多年草
●耐性 (弊社で経験済みの温度)
耐暑性 30℃
耐寒性 -15℃
※寒冷地で秋冬に植え付ける場合は、外気温が氷点下になる1か月前までに植え付けを終えましょう。
●草丈
10〜30cm
●開花時期
3〜5月
●育て方
落葉樹の下など、半日陰の木漏れ日がさすような場所に腐葉土をすき込んで植え付けます。乾燥を嫌う植物ですから、水もちを良くすることを考えます。
肥沃な土地を好む植物で、肥料が不足しているとなかなか花が咲きません。植え替えは初冬がおすすめ。緩効性の肥料を元肥として入れると花付きが良くなります。
●肥料
キクザキイチゲは花付きが他の植物に比べると良くありません。自宅で育てる場合は肥料が必要です。
自生地では落葉樹の下に自生するため、自然と腐葉土が出来、そこから栄養を補給しています。
化成肥料のマグアンプなどを、葉が開いている春と、秋の休眠期に追肥します。
●栽培環境
通常のキクザキイチゲと同様に、落葉樹の下がお気に入りです。この写真は社長の自宅の庭です。庭先にヒメシャラの林があり、かれこれ20年以上、福寿草やカタクリや山芍薬と一緒に住んでいます。
株に力がつき丈夫になってくると、このように2段咲きのようにもなります。5年に1度ほど見かけます。